【身体に対する想い】
運動の機会が減り、食べ物に溢れた現代。
車やバイク、電車が身近なものになり、とても楽に遠くまで行けるようになりました。
便利な家電製品が普及してからは、洗濯機に洗濯物と洗剤を入れてボタンを押すだけで簡単に洗濯が出来るようになりました。
スマホが普及してからは、背骨をカチッと固めて、首を下に曲げて、長時間同じ姿勢でスマホとにらめっこ。
自動化された製品は、私たちの生活を豊かにしてくれました。
しかし、どんなに便利な世の中になっても、人間の身体はずっと前から変わらない。
楽をさせてくれる製品に甘んじて、どんどん身体を動かさなくなると、巡りが悪くなります。
巡りが悪くなれば、不調も感じるようになるでしょう。
人間の身体は、手足が長く、四肢を大きく動かせる様にデザインされています。
「固める」ではなく「動かす」のが本来の身体の使い方なのです。
腕と脚の付け根を柔軟にして、背骨の自由度を高める事が大切です。
そうすれば、巡りはどんどん良くなり、不調は減っていきます。
年齢を重ねたから「太った」「不調が増えた」とよく耳にしますが、あれは半分正解。半分間違いです。
基礎代謝や筋肉量を考えると確かにピークは20代と言われています。細胞レベルでの老化は避けられません。
ですが、同じ年齢なのに、一方は見た目も若々しくて、考え方や発言・行動もポジティブ。
もう一方は、筋肉量が減り必要以上の脂肪を身につけて、新しいことを始めることを面倒くさがり、悲観的。
人間は、生きてきた年数で老化するわけではありません。
何に時間を使い、何を食べ、どう身体を動かし、誰と一緒に過ごし、何を考え、何を感じ、何を選択するかで、人は作られていくんです。
年齢を重ねた自然な老化ではなく、動かさなくなった身体の劣化・食べ過ぎによる身体の不調。
今の自分の身体は、これまでの自分の選択が作り出しています。
現代で、普通に生活していても、なかなか満足に身体を動かすことは出来ません。
なので、「あえて動かす」ことが大切なのです。毎日。
朝起きてラジオ体操、息が少し上がるくらいのウォーキング、仕事の合間に軽いストレッチ、お風呂上がりのセルフマッサージ、習い事のスポーツ。
何でもいいです。続くものなら。出来れば、手足をしっかり動かし、背骨が使えることが理想です。
一時的に無理して頑張るのではなく、心地よく毎日続けられるものがいいでしょう。
あなた自身が、いかに自分の身体に「興味」を持ち、「意識」を向けられるか。
何年先も自由で美しい身体であるために、無理なく長く続けられる習慣を身に付け、美しくなる喜びを一緒に感じていきましょう!!